【危険】世界最恐都市ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)!潜入レポート!一人では行くな!

みなさんこんにちは!地球の国全部行く!世界最恐の街、南アフリカのヨハネスブルグに行った時の様子をYoutube動画でお伝えします。

Youtube Timeline
0:00 イントロ
0:23 アフリカ南部5か国周遊
0:51 ヨハネスブルグ国際空港
2:03 南アフリカのお札
2:59 ヨハネスブルグの宿
4:00 赤信号で停まると撃たれる地区
4:38 ホテル周辺を散歩
5:45 ヨハネスブルグ半日観光
7:39 金色に光る山
8:34 黒人居住区SOWETO(ソウェト)
9:38 マンデラハウス
10:14 ヘクターピーターソン博物館(黒人500人殺害現場)

2010年12月下旬。当時転勤でオランダに住んでいた時、2週間の休みを取って、南アフリカとその周辺の国を一人で旅行しました。
その中でも南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグは非常に危険でした。
ヨハネスブルグは世界でも最恐と言っていいほど治安が悪く、犯罪発生率150%と言われているのは1回は必ず犯罪に合い、2回目の犯罪に合う確率が50%という意味で、それほど危険なのです。
今回の動画では、世界最恐都市と呼ばれるヨハネスブルグについてお伝えします。

●ヨハネスブルグ国際空港 (JNB)

こちらがヨハネスブルグ国際空港、アフリカ南部で最大規模の空港です!
私が南アフリカを訪問した半年前にサッカーWカップ南アフリカ大会が行われたので、まだ至るところにWカップ関連の広告や土産ものが売っていました。マンデラ大統領もお出迎えです。
Wカップで観客たちが使用して話題になった、南アフリカ伝統の楽器、ブブゼラは金属とプラスチックと両方売っていました。せっかくなのでプラスチックのブブゼラを買ってお土産にしました。ラッパのようなかなりデカい音が出ます。

●銃、武器を持ってチェックイン可能?!

ヨハネスブルグ空港で驚いたのが、Firearm/Weapon check-inという表示です。
銃器/武器を所持している人のためのチェックインはこちら、という意味でしょうか?
さすがは世界最恐都市ヨハネスブルグ!銃を持って飛行機に乗っていい??本当に?!
手荷物か預け荷物かはわかりませんが、到着した国で銃を受け取って入国なんて許されるのか?
わざわざ掲示板に表示しているということは、多くの人たちが武器を持ってチェックインして飛行機に乗るのでしょうか?いまだに謎です。

●南アフリカのお札

アフリカの通貨はRAND(ランド)と言って、1RANDは2022年では約8円です。
私はこのランドのお札がかっこよくて気に入りました。
お札の絵が、人物ではなく、動物なんです。
南アフリカはサバンナ地帯が多く、野生の動物がたくさんいます。
クルーガー国立公園をはじめ、野生動物の保護地区が数か所あり世界中から多くの観光客が野生動物を見るために南アフリカにやってきます。
中でも危険度が高く、見るのが困難な大型野生動物5種は人気が高く、「BIG5(ビッグファイブ)」と呼ばれております。
ビッグファイブはライオン、サイ、ゾウ、バッファローそしてヒョウのことで、南アフリカのお札はこれらビッグファイブそれぞれをモデルにしているんです。
かなり気に入ったので、何枚かのお札を土産に持って帰りました。

●ヨハネスブルグのホテル

ヨハネスブルグのDownTown、中心地は昼間でもかなり危険なので、ホテルは郊外にしました。
ヨハネスブルグ中心から東に約10kmの所にEastgateという街があり、個人経営の宿、Eastgate Backpackersに泊まりました。
空港まで車で迎えに来てもらい、高速道路で約15分で宿に到着。庭付きの一戸建ての家をバックパッカー用の宿にしているようです。
あまりきれいではないですが家の中は広いです。2段ベッドが10個ほどあったので20人の大部屋、1泊1500円位でした。
こちらは宿の入口の門ですが、有刺鉄線が張られ、さらに高圧電流を常時流してセキュリティを強化しています。たまに、外部から侵入しようとして高圧電流で黒焦げになった人が外に倒れていることがあるそうです。郊外は治安が良いといってもやはりヨハネスブルグは危険ですね。

●赤信号で停まると撃たれる地区

大都市ヨハネスブルグは中心部だけでなく、郊外でも危険な地区があります。
非常に危険なある地区では、車で通過する際、信号が赤でも停まらずに突っ切らなければならないそうです。
その地区で、もし万が一赤信号で停止したら、周りから大勢人が出てきて銃を突きつけられて、財布を出しても出さなくても銃で撃たれるとのことです。
そんな地区は通りたくないですが、どうしても通過する際は赤信号でも全速力で突っ切るんだ、と説明してくれました。
事前に聞いていたら、ヨハネスブルグには来なかったでしょう。

 

●ホテル周辺を散歩

宿の人がこの辺りはそれほど危険ではないとのことで、手作りの地図をもらって、一人でランニングしながら散策しました。
中国人が多く住んでいる地区のようで、漢字の看板の店がたくさんありました。中国の田舎町と言った感じでヨハネスブルグとは思えません。
さらに大きめのショッピングモールにも漢字が書かれていました。中国の経済力、中国人のたくましさを感じました。
中に入るとこんな感じで衣類や装飾品を売っていたり、任天堂WiiをパクったWiniなどが売られていました。
12月だったのでスーパーでは、クリスマスツリーやサンタクロースなどが店内に飾られていました。南半球では12月は真夏なので、サンタさんが半袖、短パンですね。南アフリカはワインの名産地で、おいしくて安いワインがたくさんあります。食材と南アフリカの赤ワインを買って宿に戻り、キッチンで自炊して、ちょっと失敗したパスタ、サラダと一緒に赤ワインを頂きました!

●ヨハネスブルグ中心と黒人居住区SOWETO(ソウェト)

次の日、ヨハネスブルグ半日観光のガイドさんをお願いしました。
4時間くらいで300RAND=約3000円と格安です。
このガイドさんの車に乗って、非常に危険と言われるヨハネスブルグの半日観光をしました。
まずは車で、ヨハネスブルグの中心近くにやってきました。
こちらは車から見た、ヨハネスブルグ中心街の様子です。
多くの店はシャッターが閉まっていて、雰囲気も悪く治安の悪さが分かりますよね。
ガイドさんも絶対に降りるなよ、と言っていました。

ヨハネスブルグ中心に位置する、50階建ての高層ビル、カールトンセンターにやってきました。
チケットを買って、最上階の50階に行くためエレベーターに乗ると、、、階数のボタンが-1(地下一階)の次は50しかありません!
50階直行エレベーター!50階は223mの高さです。Top of Africaというのは、人間が作った建造物において、アフリカ大陸全土で一番高い!という意味です。
ちなみに、自然を含めるとアフリカで最も高い場所は、タンザニアにある山、キリマンジャロ山頂で、標高5895mです。
50階に到着!Top of Africaの展望台からヨハネスブルグの中心街を眺めると、見晴らしは最高!殺風景なビル群の街並みで、華やかさはまるでないですね。ビルが多く、栄えているように見えますが実際はスラム化している地区が多く治安は非常に悪いです。
Top of Africaは有料なので、ここで襲われることはありませんが下に降りた町は超危険です。

カールトンセンター周辺を歩きたかったのですが、ガイドに絶対ダメ、危険すぎるということで断念。
私が一番行きたかった、黒人居住区SWETO地区に車で向かいました。

●光る山!

年々減ってきてますが、南アフリカは金の産出量が世界6位!年間200トンもの金がとれます。
SWETOはヨハネスブルグから南西に25kmの所にありますが、その途中に所々、光り輝く山がありました。
これはなんと金山です!
山の表面が金色に光っていて、驚きました。金の盗難防止のためライフル銃を持った警備隊がいて、これまたビックリです。

●Wカップ2010南アフリカ大会のスタジアム

このモザイク画のようなきらびやかなスタジアムはWカップ2010南アフリカ大会のスタジアム!かっこいいですね。本田のフリーキックを思い出すなあ。さらにその近くには2つの大きな建物が!橋のようなものでつながっています。この橋の真ん中から、なんとバンジージャンプができるのだそうです。
安全にバンジージャンプできるか怪しいですね、絶対にやりたくないです。

●SWETO地区へ

さて、SWETO地区に入ってきました。
SOWETOとは、”South Western Townships”(南西居住地区)の頭文字をとったものです。
街中とは全然違って、今にもつぶれそうなバラック小屋がたくさん建てられています。
街灯はなく、夜来たら、かなり怖そうです。

昼間も十分怖いのですが、この辺りなら大丈夫というエリアを歩いてみました。
すると子供たちが近寄ってきました。写真を撮って!と言われて撮るたびに見せてと言われ画面を見せると大喜び。女の子たちはおしゃれですね!ポーズも決まっていて、かっこいい写真が撮れました。

●SOWETOの市場

SOWETOの市場では、コメの代わりの主食で、「サザ」と呼ばれるトウモロコシの粉を、水で混ぜながら火で炊いていました。味は全然しないのですが、腹は膨らみます。
また、牛乳パックに入れられた地元ヨハネスブルグのビール、Joburg Beerなどがありました。ビールのパックには、路上で歩きながら飲むな!さもないと殺されるぞ!と書かれていて、これまたびっくりでした。

●マンデラハウス

SWETOには、南アフリカで黒人初の大統領となったネルソン・マンデラの家もあります。マンデラはSWETOで生まれ、その後、ケープタウンのロベン島の刑務所に収容されたりと、苦労の多い人生でしたが、南アフリカで黒人初の大統領になり黒人たちのヒーローになりました。
こちらは、マンデラハウスの前にいた、体が非常に柔らかいおじさん。私の前で急にパフォーマンスを始めてびっくり。お金をくれともいわれず、ただ見てほしかったのでしょうか。それにしても柔らかすぎです!

●ヘクターピーターソン博物館

こちらは、ヘクターピーターソン博物館です。
1976年、アパルトヘイトの政策に反対した黒人学生たちは反対デモを行い警察隊と衝突、黒人500人が死亡、2000人が負傷しました。
最初に銃で撃たれた犠牲者はまだ13歳のヘクターピーターソンという少年で、事件現場に彼の名前をつけた博物館が作られたのです。

SWETO地区は今でもスラム街ですが、子供たちと触れ合ったり、当時の事件のことを学ぶことができて非常に有意義でした。興味がある方はガイドと一緒に行ってみてください。海外では人が多く集まる経済の中心地は悪い人もたくさんやってくるので治安が悪い街がおおいです。最近は不法に入国した外国人を国外に追放してヨハネスブルグの治安が少しずつ改善しているようです。もっと住みやすい治安のよい街になることを願っています。

最新情報をチェックしよう!