(スペイン)世界一の美食の町サン・セバスティアン、絶対行くべきBar4軒

世界一の美食の町サン・セバスティアン(San Sebastien)の魅力について
以下Youtube動画に対応する時間です。

0:57 (1)なぜ世界一の美食の町?
2:37 (2)絶対行くべきBar4軒!
5:06 (3)「Bar食べ歩き」の攻略方法
6:15 (4)観光と近郊のおすすめ
7:36 (5)●●は日本のサンセバスチャン?!

絶対行くべきBar4軒
2:38 Zeruko(ゼルコ) ~芸術品のような創作ピンチョス!
3:14 Nestor(ネストール) ~熟成Tボーンステーキと絶品のトマト!
4:17 La Vina(ラ・ヴィーニャ) ~バスクチーズケーキ発祥の店!
4:37 La Cuchara de San Telmo(ラ クチャラ デ サン テルモ) ~フォアグラのステーキが絶品!

ここはスペイン北部、バスク地方のサンセバスチャンという小さな町で、世界一の美食の町と呼ばれています。バスク地方は独自の文化が残っていて、バスク語を話す人が多いです。レストランやバルなどでバスク語のありがとう「Eskerrik asko. (エシケリク アシコ)」と言えば、バスク人は大喜びしますのでお勧めです!

今回の動画では、世界一の美食の町サン・セバスティアンの魅力について・・・
San Sebastien(サン・セバスティアン)
(1)なぜ世界一の美食の町?
(2)絶対行くべきBar4軒!
(3)「Bar食べ歩き」の攻略方法
(4)観光と近郊のおすすめ
(5)●●は日本のサンセバスチャン?!

(1)なぜ世界一の美食の町?
まず、サンセバスチャンが世界一の美食の町と呼ばれる理由について数字で説明していきます。
この表はミシュランの星付きレストランが多い、東京とパリ、そしてサン・セバスティアンを含めた比較で、1つ星、2つ星、3つ星の合計の星数です。
星の総数では今やパリを抜いて東京が世界一の星165個となっております。
サンセバスチャンの星数は16ですが、そのうち3つ星レストランが2軒もあるというのは驚きですね。

次に、各都市の人口を見てみると、この通り!サンセバスチャンは19万人と小都市で、東京の約70分の1の人口です。
ここで、人口に対する星の数を計算してみました。10万人当たりの星の数を比較するとこの通りです。
サン・セバスティアンは人口が少ないため、10万人当たりの星数は8.4となり、人口に対する星数では東京、パリを超えて世界一となります。
つまり、サン・セバスティアンは小さい町なのに美食の店が多い!世界一の美食の町!と呼ばれているわけです。

(2)絶対行くべきBar4軒!
サン・セバスティアンはミシュラン星付きレストランが多いのですが、ここでの醍醐味は立ち飲みのバルでの食べ歩きです!
サンセバスチャンの中心街の路地には沢山のバルがあって、大勢の観光客、地元民でごった返しています。
1晩で5軒以上Bar巡りをするのが通常です。

私が2015年サンセバスチャンに行った時に、特に良かった4軒を紹介します。

絶対行くべきBar4軒
1. Zeruko(ゼルコ) ~芸術品のような創作ピンチョス!
2. Nestor(ネストール) ~熟成Tボーンステーキと絶品のトマト!
3. La Vina(ラ・ヴィーニャ) ~バスクチーズケーキ発祥の店!
4. La Cuchara de San Telmo(ラ クチャラ デ サン テルモ) ~フォアグラのステーキが絶品!

1. Zeruko
住所:Pescaderia Kalea 10
カウンターに並んだ色鮮やかなピンチョスは芸術品のようです。
創作料理も多く、これ何の料理だろう?というのもあります。
Insta映え確実なので写真をたくさん撮りましょう!
お勧めは別オーダーのウニ(Erizo)と、自分で炙って食べるタラの網焼き(Bacalao ahumado)。
どれも5ユーロ以下と安い!そして最高のおいしいです!

2. Nestor
住所:Pescaderia Kalea 11
今紹介したZerukoの対面にある店。ここは熟成Tボーンステーキ専門店!
この分厚い牛肉を見てください!ド迫力のTボーン牛肉、これは絶対頼んでください。かなりの量なので、2,3人で食べると良いでしょう。40ユーロくらいします。

ステーキを焼くのに20分くらいかかるので、その間にトマトとピミエントス(しし唐)を頼みましょう。それぞれ5ユーロくらい。特にこのトマトが絶品!オリーブオイルと岩塩をかけただけですが、真っ赤な甘みのあるトマトは最高、いくらでも食べることができます。そして、しし唐をオリーブオイルで素揚げした「ピミエントス」は苦みがあって、うまいです。
そしてお待ちかねのTボーンステーキです!基本的に表面に焼き目をつけ、中は半生で、このように中心の赤から周辺にピンク、茶色と3色に色が変わり、これが最高の焼き方です。
岩塩と胡椒のみで食べてください。血抜きしてあるので生臭さはなく、柔らかく最高のステーキ!ぜひ味わってください。

3. La Viña
住所: 31 de Agosto Kalea 3
ここは、日本で人気が急上昇している「バスクチーズケーキ」発祥の店です。
バスクチーズケーキの2度おいし食べ方について別動画がありますので是非見てください。
最後の締めとして、絶品のチーズケーキを食べに来る方が多いですが、他の料理もおいしいです!

4. La Cuchara de San Telmo(ラ クチャラ デ サン テルモ) 
住所: Santa Korda Kalea 4, 20003 Donostia, Gipuzkoa, Spain
オススメの1皿はなんと行ってもフォアグラ!フォアグラの塊を焼いたものが5ユーロくらいと安い!最高の味です。

もう1つのおすすめは、「牛ほほ肉の赤ワイン煮」、フォークでほぐれるほど柔らかく煮込んだ牛肉は絶品!
フォアグラ、牛頬肉の赤ワイン煮、共に赤ワインによく合います!

他にも美味しいBarがたくさんありますので、頑張って1晩に7,8軒食べ歩いてみてください!

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(3)「Bar食べ歩き」の攻略方法
・「Bar巡り」の攻略方法
まず覚えてほしい単語は、ピンチョス(pintxo)とチャコリ(Txakoli)
ピンチョスとは、スペイン語で“爪楊枝”や“串”といった意味をもち、食材を爪楊枝などで刺してつまんで食べる料理のことをいいます。サンセバスチャンではカウンターに並んでる料理全般をピンチョスと呼んでいます。
チャコリはアルコール度数低めで、微発泡、酸味のある辛口ワインです。1杯、2,3ユーロとお手ごろ!独特の注ぎ方にも注目です!これがピンチョスによく合う!ぐいぐい飲んでしまいます。

サンセバスティアンでの「Bar食べ歩き」攻略法!
1.1か所で食べすぎないこと。原則ピンチョス1、2個にチャコリ1杯飲んで次の店に行きます
2.パンなど炭水化物を食べすぎないこと
3.料金は後払い。食後、ちゃんと支払うこと!
4.一般的に日曜夜、月曜は休みの店が多いので注意!
5.お勧めは「カリエンテ(暖かい料理)」!メニューや黒板を見てオーダー。名物料理など多し

(4)サン・セバスティアン観光
サン・セバスティアンに来る目的は「食べること!」という人がほとんどですが、せっかくなので街中も観光しましょう!旧市街、教会や市場を見て歩くのが一般的ですが、私のおすすめは海と山です!
「ラ・コンチャ海岸」はバルが多い旧市街地区からすぐの所にあります。白砂のビーチはキレイで、海水も澄んでいます。目の前には小さなサンタ・クララ島もあり癒されます。

このビーチの左側には小さな山があり、バスやケーブルカーで行くことができます。頂上は「モンテ・イゲルド展望台」となっていて、サンセバスティアンの旧市街、ビーチが一望できて最高です!
すぐ横には子供用の小さな遊園地になっていて、ちょっとさびれた雰囲気ですが、山の頂上の外周を周る乗り物や、お化け屋敷などもあって面白かったです。息子は当時4歳なので、大はしゃぎでした。

また、150㎞ほど南に行くと、ワインの産地リオハがあります。リオハの赤ワインは世界的にも有名なのでご存じの方も多いと思います。予約すればワイナリー見学ができますので、ワインが好きな方は是非行ってみてください。私のおすすめはMARQUES DE RISCAL(マルケス・デ・リスカル)とCUNE(クーネ)。特にマルケス・デ・リスカルはスペイン王室御用達のワインなので、王様のワインを是非一度飲んでみてください。

(5)●●●●は日本のサンセバスチャン?!
最後におまけです。
私の主観ですが、サンセバスチャンに似た街が日本、東京にもあります。
そこは、美食の町で、路地裏に飲み屋がたくさんあり、飲み歩く人が多く、サンセバスティアンに似ています。

どこだかわかりますでしょうか!?

それは東京都江東区にある「門前仲町」です。

のんべえの間では通称モンナカと呼ばれていて、私は大好きな街です。
みなさん、軽く飲んで、次の店に行くという感じで数軒飲み歩くのが一般的です。
私が一番好きなのは、「魚三」!魚系の居酒屋で、1階はカウンターのみ!
あと牛煮込みの串が有名な大坂屋など。

というわけで勝手ながら、「門前仲町は日本のサンセバスティアン!」と命名します!

以上、スペイン北部バスク地方のサンセバスティアン、いつか行ってみてください。
近くにあるリオハ地区のワイナリーもお勧めですよ!

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