【危険】ソウル梨泰院雑踏事故、イテウォンの事故現場を歩く

地球の国全部行く!
2022年10月29日、韓国、ソウルの繁華街梨泰院(イテウォン)にて、ハロウィンのイベントに集まった多くの若者たちは、身動きが取れず群衆雪崩が発生。
坂になっている狭い路地で多くの人たちが倒れ込み、日本人2名を含む158人もの方が窒息などにより死亡しました。
胸や腹を強く圧迫され、立ったまま意識を失い死亡した方、長時間にわたり圧迫され呼吸や血液の循環不全を起こす人など、多くの若者が被害に遭いました。
事故当日はコロナ規制が解除されていて10万人もの人々が梨泰院に集まっていた、とのことです。

 

梨泰院は、ナイトクラブやバーなどが立ち並ぶ韓国では屈指の繁華街で、ハロウィンの時期に仮装した若者が多く訪れる場所でした。
ドラマ『梨泰院クラス』の舞台であり、ドラマ上でもハロウィンが描かれています。

事故を受けて動員された消防士は500人、警察官1300人にも上りました。
現場は幹線道路に沿う梨泰院駅の1番出口から出たすぐの細い路地で、幅3.2メートル、長さ40メートル、傾斜度10パーセントの狭い坂となっています。

事故発生時は数千人の人波があり事故の約1時間前には周辺は身動きの取れないほどの大混雑となっていました。
目撃者の証言によると22時15分ごろ、突然、坂の上の方から次々と折り重なるように人々が倒れ強い圧迫を受けて300人以上が折り重なり多くの方が呼吸困難に陥りました。
この時、1m2あたり17人もの人がいたことになります。

あれから約2年経った2025年の元日の昼間、事故現場に行ってみました。
元日ということもあり人は少ないですね。
ここが地下鉄、梨泰院駅の1番出口で、事故現場の細い路地はすぐの所にあります。
ここが事故現場の路地です。いやあ、本当に狭くいですね。そして緩やかな坂になっています。

事故を伝えるパネルのようなものが展示されていました。亡くなった方々の名前が書かれています。
実際に坂を登ってみましょう。この狭い路地で158名もの方々が亡くなったとは信じられません。祈りながら上りました。
坂を上ったところの地面に、October 29 Memorial allay(記念路地)と書かれていました。
この通りで事故が発生した、そのことは忘れない、という意味なのでしょう。
実際に群衆雪崩が起きたときは坂の上から倒れていきました。
上から降りてみましょう。
当時は全く身動きが取れず、全体が波のように動きをしていたのでしょう。そして何かのきっかけで倒れて、それが雪崩のようになった。。。
本当に怖いですね。
ご冥福をお祈りいたします。

また坂の上に戻り、イテウォンの繁華街を歩いてみました。
元日の昼間なのでほぼ全て閉まっていますが、夜はかなりの賑わいなのでしょうね。そしてこのように、所々幹線道路に向かう細い路地になっています。
これらの通りでは事故はなかったのですが、多くの人で埋め尽くされていたので、事故が起きてもおかしくなかったでしょう、本当に怖いですね。

最後にもう一度、事故が起きたMemorial Allayを歩きました。
どうか安らかに眠ってください。こころからご冥福をお祈りします。

以上、ご視聴ありがとうございました。

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