本田圭佑「前田大然はインザーギみたいだった」サッカーW杯2026

サッカーW杯

W杯2026グループF、日本対オランダは2−2の引き分けに終わりました。NHKで解説を務めた本田圭佑が試合中に放った「前田大然はインザーギみたいだった」というひと言が注目を集めています。

本田が「インザーギみたい」と絶賛した理由

フィリッポ・インザーギといえば、サッカー界屈指の「ゴールハンター」として知られるイタリアの名ストライカーです。

特別なスピードや高い身体能力があったわけではありませんが、常にゴール前にいて、こぼれ球や味方のシュートにほんのわずか足先を添えてゴールに押し込む能力が飛び抜けていました。

本田の目には、前田が中村のシュートに食らいついてゴール前に詰め続ける姿が、まさにインザーギのそれと重なって見えたのでしょう。「ゴール前に必ずいる」という嗅覚と貪欲さは、天才的なゴールハンターに共通する本能といえます。

インザーギとはどんな選手だったか

フィリッポ・インザーギは1973年生まれのイタリア人ストライカーです。ユベントスを経て2001年にACミランへ移籍し、チャンピオンズリーグを2度制覇するなどクラブの黄金期を支えました。

現役時代の最大の特徴は、オフサイドラインぎりぎりで常に相手DFの裏を狙い続ける超一流のポジショニングセンスです。シュートの技術よりも「そこにいる」ことで点を取る、まさに生粋のゴールハンターでした。

イタリア代表としても57試合25得点を記録し、2006年W杯優勝にも貢献しています。引退後は指導者に転身し、ACミランの監督(2014〜2015年)を経て、2026年現在はセリエBのパレルモで指揮を執っています。

中村敬斗のシュートが生んだ劇的な同点弾

オランダに先制を許した日本が同点に追いついた場面、その立役者は中村敬斗でした。左サイドから切れ込んだ中村が思い切りよくシュートを放つと、ボールはゴールへと吸い込まれていきます。

本田圭佑はこのゴールについて「前田さんがプレスしていった、そこからの流れからの得点です」と語り、中村の得点だけでなく、前田の動きが流れを作ったと高く評価しました。

W杯という舞台で「狙い通りのゴール」を決めた中村敬斗にとっても、「大きな自信になる」と話した会心の一撃でした。

前田大然の「ちょい蹴り」がゴールを確実にした

実はあのゴール、中村のシュートが放たれた瞬間、ゴール前に詰めていた前田大然の足先にボールがわずかに当たっていました。いわゆる「ちょい蹴り」です。

後にモノマネ芸人の”前田大自然”が「かわした」と主張するほど微妙な接触でしたが、本田はこの動きをしっかりと評価しています。

ゴール前に誰よりも早く走り込み、ボールに食らいつく姿勢こそが点に結びついたのです。この献身的なプレーが、本田に「インザーギみたい」という言葉を思い起こさせました。

前田大然は日本の「インザーギ」になれるか

W杯という最高の舞台で、本田圭佑から「インザーギみたい」と称えられた前田大然。技術よりも走力と闘争心でゴールをもぎ取るスタイルは、まさに日本版ゴールハンターといえます。

日本対オランダは2−2の引き分けに終わりましたが、グループFでは続いてスウェーデン、チュニジアとの対戦が待っています。決勝トーナメントへ駒を進めるためにも、前田が再びゴール前に食らいつく場面が見たいところです。

本田に「インザーギ」と呼ばれた男が、W杯で伝説を作る日はくるのでしょうか。

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