精神科医・伊澤純容疑者(55)が、20代女性患者への不同意性交容疑で7回目の逮捕――。
この衝撃的なニュースは、医療界の管理体制そのものに疑問を投げかけています。
4浪の末に日本医科大学へ進学した伊澤純医師の経歴
伊澤純容疑者は、東京都出身。高校卒業後、医学部受験に挑戦するも合格できず、4浪の末に日本医科大学へ入学したとされています。

日本医科大学は私立医学部の中でも難易度が高く、4浪での合格は本人の努力の結果とも言えます。卒業後は精神科医として勤務し、都内のクリニックやメンタルヘルス系の医療機関で診療を続けていました。
しかし、その裏で、患者や女性への不適切行為が繰り返されていたことが、後の逮捕歴から明らかになります。
2022年までに6回逮捕――異常な逮捕歴を時系列で整理
公開情報をもとに、伊澤容疑者の逮捕歴を時系列でまとめると以下のようになります。
【時系列まとめ】伊澤純容疑者の主な逮捕歴
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2000年代前半: 女性への強制わいせつ容疑で逮捕
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その後複数回: 同様の性犯罪容疑で逮捕
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2010年代: 患者へのわいせつ行為で再逮捕
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2022年:6回目の逮捕(報道あり)→ 女性患者への性的暴行容疑
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2024〜2025年: 医療機関を転々としながら診療を継続
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2026年3月:7回目の逮捕(今回)
※細かな日付は非公開のため、報道ベース。
驚くべきは、6回目の逮捕(2022年)以降も医師として働き続けていたという点です。通常、医師が性犯罪で逮捕されれば、医道審議会による免許停止・取消処分が検討されます。しかし、伊澤容疑者は7回目の逮捕まで医師免許を保持し続けていたのです。
なぜ医師免許は取り消されなかったのか?医道審議会の“構造的遅延”
医師免許の処分は、厚生労働省の「医道審議会」が決定します。しかし、この審議会には以下のような問題が指摘されています。
① 処分までに時間がかかりすぎる
逮捕 → 起訴 → 裁判 → 有罪確定 このプロセスが終わらないと、医道審議会は本格的な処分に入れません。
性犯罪の場合、
- 被害者の証言
- 証拠の精査
- 裁判の長期化
などにより、数年単位で処分が遅れることがあります
② 逮捕だけでは免許停止できない
医師法では、
- 有罪判決
- 医療行為に関する重大な非違行為
が処分対象です。
つまり、逮捕=即処分ではないのです。
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③ 医療機関側の採用チェックが甘い
医師の逮捕歴は、一般企業のように「履歴書で確認」できる仕組みがありません。医療機関が独自に調査しない限り“逮捕歴のある医師”が普通に採用されてしまうという構造的問題があります。
これらの理由が重なり、伊澤容疑者は6回逮捕されても医師として働き続けることができたと考えられます。
7回目の逮捕――なぜ被害は止められなかったのか
2026年3月、伊澤容疑者は20代女性患者への不同意性交容疑で逮捕されました。
報道によれば、
- 初診の患者
- 睡眠薬の処方
- 薬局への同行
- 「診察が残っている」とクリニックに戻す
という流れで犯行に及んだとされています。
精神科・心療内科は、患者が弱い立場に置かれやすい診療科です。そのため、医師の権力を悪用した性犯罪は、被害者の心に深い傷を残します。
しかし、
- 過去の逮捕歴が共有されない
- 医師免許が維持される
- 医療機関の採用チェックが不十分
という状況が重なり、被害が繰り返される土壌が放置されてきたと言えます。
再発防止のために必要な制度改革とは
今回の事件は、個人の異常性だけでなく、制度の欠陥を浮き彫りにしました。
① 医師の逮捕歴・処分歴の共有システム
現在、日本には医師の「不祥事データベース」がありません。
欧米では一般的な仕組みであり、日本でも導入が急務です。
② 医道審議会の迅速化
有罪確定を待たず、
- 逮捕
- 起訴
の段階で「仮免許停止」を可能にする制度が必要です。
③ 医療機関の採用チェック強化
採用時に、
- 過去の行政処分
- 逮捕歴(公開情報)
を確認する仕組みを整えるべきです。
まとめ:7回逮捕でも医師免許が残った“制度の穴”を直視すべき
伊澤純容疑者の事件は、
- 個人の問題
- 医療制度の問題
の両方が絡み合った“構造的事件”です。
4浪して日本医科大学に合格し、医師としてのキャリアを積んだにもかかわらず、その立場を悪用して性犯罪を繰り返したとされる今回の事件は医療界全体に深刻な影響を与えています。
なぜ止められなかったのか?その問いに向き合うためには、制度の抜本的な見直しが不可欠です。

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