ミラノ駐在日記(3)8月のミラノはゴーストタウン。。

2005年9月から2009年3月まで、3年半のミラノ駐在時代の話。

ミラノに住んで驚いたこと、それは、夏はミラノの町全体が休みとなり、ゴーストタウンのようになるということです。
ちょっと何言っているかわからないかと思いますので詳しく書きますね。

イタリア全国的に夏はバケーションシーズンでみんな休むのですが、特にミラノは商業都市です。イタリア中から出稼ぎで仕事に来ている人も多いので、みんなが休みを取ると町全体として人がいなくなり、店も閉まり、ゴーストタウンのようになるのです。

一番驚いたのが公共施設が8月すべて休みになるということです。市役所が8月の1か月間休みとなります。意味わかりませんよね。。。
同僚に言われたのが、「8月は病気になるなよ!病院が開いてないからな!」ということでした。病院は7月下旬から40日間くらい休みとなります。ほとんどの病院がそうです、もう意味がわかりません。

8月の前にミラノ市が発行する無料のガイドがこれ!これらは、、8月であっても開いているレストラン、病院、その他施設が書かれています。例えば2006年当時、ミラノの人工は100万人以上いましたが、ほぼすべての病院は8月休みで開いているのは2軒だけでした。100万人としで病院がたったの2軒しか開いてないってありえますか?

あと困るのがレストランなどの飲食店。有名店、ミシュランに載るようなレストランは全て夏休み。。。。開いているのはマクドナルド、中華、ケバブ屋くらいです。8月のミラノで美味しいものは食べられなかったです。2019年の今、どうなっているだろう。さすがに改善しているかなあ。

ちなみに、季節にかかわらず、イタリアのレストラン、夜のオープンは19時半か20時から。。。。それより前にレストランがオープンすることはありません。これも非常に驚きました。これはイタリア人たちの夕食の時間が19時半以降ということに関係しているのですが、日本人にとっては遅すぎで、18時には開いてほしいのですが、そのようなレストランはありません。住んでいると慣れてきて、普段の夕食の時間も20時くらいになってきました。慣れというのはすごいです。

というわけで、8月にミラノ観光はやめておいた方がよいです。。。ローマ、フィレンツェなどの観光地では8月でも開いている店はありますが、ミラノはダメです。ほとんどの店は開いてません。。。。ご注意ください。

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