死ぬまでに食え!(5)エジプトのコシャリ(その1)

2007年に初めて行ったエジプトで度肝を抜かれた。国民食のコシャリ!こんな料理は世界のどこにもない、エジプトだけ。そして最高に美味しくて、エジプトの国中、どこに行ってもコシャリばかり食べていました。コシャリを食べるためだけにエジプトに行ってほしい、激ウマのB級グルメです。

まずここはエジプトの首都カイロ。エジプトの国民食コシャリは、日本でいえばラーメン。町中、国中にコシャリ屋があるんです。人気店はこんな感じで大行列ができて繁盛しています。

まずコシャリとは「混ぜる」という意味で、白米、ショートパスタ、マカロニ、ひよこ豆をベースに、フライドオニオンとトマトソースをかけて、それら全部をごちゃ混ぜに混ぜた料理です。カイロの人気店のコシャリはこんな感じ!トマトソースは別になっています。それをドバっとかけて・・・
 
そしてこんな感じで全部をごちゃ混ぜに混ぜます!一口食べると、うまい!これはうまい!いろいろなスパイス、調味料が含まれていて一言では表現できませんが、止まらないうまさです。さらにレモン、テーブルにある酢や唐辛子を加えて味を変えながらな食べるとさらにうまいです。

コシャリについてもっと詳しく書きますと、ご飯はクミンなどのスパイスで炊き、トマトソースは、スパイスで香り付けし飴色になるまで炒めたタマネギとトマトを、クミンやシナモンなどのスパイスで味付けしています。カリカリでザクザクのフライドオニオンは、玉ねぎを揚げた後さらに1週間程度天日干しして熟成させています。
1つ1つの食材に対して手間暇かけられ、それを混ぜると最高の組み合わせとなるのです。
ご飯の炊き方、パスタの茹で方、トマトソースの作り方が店によって異なるので、店ごとにコシャリの味は異なります。私はコシャリにはまってしまい、2週間のエジプト旅行ではほぼ毎日コシャリを食べていました。これから紹介していきます。

私は今まで90カ国ほど訪問しております。世界遺産、観光地を巡り、その土地の美味しいものを食べています。写真をたくさん撮りますが、特にこだわっているのが「現地の子供たち」!どの国でも子供たちの笑顔は最高です!

まずは王家の谷に行くためにルクソールに向かいました。ルクソールのまちで食べたコシャリ、うまい!
 
ルクソールで乗ったラクダ。右前、右後足を同時に前に出し、左も同様に前と後の足を出して歩くのでかなり揺れます。。。揺れるけどラクダの乗り心地はとてもよかったです。

エジプトの名物はコシャリ以外にもいろいろとあって、こちらは円形のパン「アエーシ」、ひき肉のBBQ、コフタをアエーシに挟んで食べるととてもおいしいです。

そしてこちらはテイクアウトしたコシャリ!お酢も小さいビニール袋に入れてくれます。

エジプトの首都カイロから南に650㎞行くと、ファラオたちが眠る町、ルクソールがあります。ルクソールの王家の谷には歴代ファラオ達の墓があります。とくに素晴らしかったのはツタンカーメンの墓。ここだけは別料金で日本円で2000円程度を払い中へ。ただしツタンカーメンの仮面は現在はカイロの国立博物館にあります。

こちらはラメセス6世の墓内部のレリーフ、古代エジプトの世界観が描かれていて圧巻です。
 
こちらはハトシェプスト女王葬祭殿、内部の壁画が美しいです。
 

ルクソールのハトシェプスト女王葬祭殿で子供たちに声をかけられました。エジプトの子供たちにとってアジア系は珍しいらしく、どこでもWhat’s your name?と声をかけられます。なんでいきなり名前聞くの???と思うのですが、エジプト中、どこに行ってもそうでした。。。生き生きとした子供たち!最高です。

続いてこちらはカルナック神殿、エジプトでも最大級の遺跡です。夜のライトアップが最高なんです!
 

 
翌日の早朝には気球に乗りました。当時、日本円にして6000円くらい。王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿などが一望できて最高でした。

  
初めての気球だったので知らなかったのですが、着陸がすごかった。車輪も何もないので地面にそのまま激突します。着陸の前にはパイロットから、みんな屈むように言われ、ふんばりましたが、着陸の瞬間はかなりの衝撃でした。

着陸後にみんなで歌ったり、踊ったりして最高でした。着陸後には飛行証明書をもらい、朝食のティーとお菓子を頂きました。でもまだ腹減っている!ということでまたコシャリ屋へ!

こんな感じで、コメ、パスタ、豆など大量に準備しておき、オーダーに応じてよそってくれるのです。


やっぱりコシャリは最高っす!
 
街中を歩いていると、子供たちにいつも囲まれます。撮って撮ってとせがまれ、撮るとデジカメ画面を見せて見せてとせがまれます。生き生きとしたいい笑顔です。

こちらは、エジプト人の主食のパン、アエーシ屋さん。焼きたてのアエーシはめちゃうまです。

ルクソールからアブシンベルに行き、またカイロに戻ってきました。カイロのピラミッドは大迫力です。昔は登れたようですが、今は危険なので登るのは禁止されています。
 
そしてどうしても見たかったスフィンクス!鼻が取れてしまっていますがいい顔してます。
 
スフィンクスを後ろから見たところ。しっぽが長いんですね。

ラクダのアクビの瞬間!かなりかわいいっす。

スフィンクスはやっぱり猫がモデルかなあ。暑いのが大好きな猫はエジプトでは生き生きしています。

カイロから北にバスで2時間、海辺の町アレッサンドリアに到着!ここでも子供たちはかわいいです。
 
そしてやっぱりここでもコシャリ!2つの瓶は酢とカラシ、途中で入れるとアクセントになってうまいです。
 
私は若いころからバックパッカーなので、いかに安い宿に泊まるか、食事は基本屋台で!というのを40歳過ぎてもやっています(一人旅の時は)。
これは牛肉を煮詰めたものをパンにはさんだもの。見るからにおいしそうなので食べてみました。          


とりあえず現地の人と会話をして一緒に写真を撮るのが好きです。
 
俺の屋台のコシャリは最高だ!と言って一杯出してくれました。こちらもおいしかった。
 
いい味出しているおじいちゃん。唐辛子を美味しそうに食べていました。

さきほども書きましたが、こちらがもう1つのエジプト名物のコフタ。牛肉かラムのひき肉を鉄の棒につけて炭火で焼き上げます。これをアエーシに挟み、野菜なども入れて食べると、うんまいです!

コフタのひき肉を作っているところ。衛生的にはかなり悪いですが、まあ焼いているので大丈夫。バックパッカーはこれくらい平気です。

というわけで、エジプトの国民食コシャリについていろいろと書きました。まだまだありますので後日その2で続きを書きます。
今日はここらでよかろか!

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